2023/08/14(月)
不動産売却の流れ3
不動産のいろはのい 不動産売却の流れ3
こんにちは。
岡谷市の(株)不動産の相談窓口です。
前回は⑦買主の決定 までお話ししました。今回は⑧売買契約の締結 から最後までお話します。
⑧売買契約の締結
買主・売主の両者が合意した内容を基に不動産会社が売買契約書を作成します。売買契約時には不動産を取引する時に最低限知っておかなければならない重要な事項が記載されている重要事項説明書の交付・説明をされます。売買契約書も重要事項説明書も項目が多く内容も専門的なものが多いですがとても大事なものになりますので説明を受けながら一つ一つ理解していくことが大切です。売買契約の流れとしてはまず売主、買主の顔合わせから始まり、契約書などの読み合わせが行われます。そして契約書への記名押印があり、手付金が授受されます。その後、決済(物件の引き渡し)に向けての打ち合わせへと進みます。
⑨決済
買主が見つかり売買契約を結んだ後はいよいよ決済になります。売買契約の時に決めた日時に行います。不動産の決済とは、買主との間で締結した売買契約に基づいて、取引を完了させる最後の段階です。残代金の支払いと物件の引渡しを行います。買主が住宅ローンを利用する場合は借入をする銀行の応接室で行われることが多いですがネットバンキング等店舗が存在しない銀行や現金での決済だと不動産会社や司法書士の事務所などになることもあります。いずれの場合でも不動産会社の方で場所を確保することが多いです。当日は登記に関する書類の作成や確認、売買代金の支払い、鍵や書類の引き渡し、司法書士・不動産仲介会社への報酬の支払いを行います。決済後司法書士が法務局で所有権移転登記の手続きを行います。これで物件の売却は終わりとなります。
⑩納税
決済が終わり不動産を売買した後は譲渡所得税や住民税を納める必要があります。確定申告や納税をお忘れなく。
以上今回は決済から不動産売買の終わりまでお話しました。
これまで3回に渡って不動産売却の流れについてお話しました。
不動産の売却は売値が高価なので失敗したくないという思いをお持ちの方は多いと思います。不動産売却の流れを簡単にでも知っておくと実際に売却する時に失敗しにくくなると思います。また、実際に売却をするときにわからないことがあった場合は不動産会社に相談してみると良いと思います。今回は全体の流れを説明しました。個々の詳しい説明はこのコラムの前後で説明しておりますのでよろしければ他のコラムもご覧ください。
それでは今回はこの辺で失礼します。