2023/10/29(日)
不動産の査定とは?
始めに
こんにちは。
岡谷市、下諏訪町、諏訪市、茅野市、松本市、塩尻市、安曇野市を中心として、土地の有効活用、空き家の売買、相続対策、家族信託を推進している、㈱不動産の相談窓口です。
不動産の売却をお考えの際にまずは物件の金額を知りたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。
そのようなときに多くの方は不動産会社に査定を依頼して金額を把握されると思います。
今回は簡易査定(机上査定)と詳細査定(訪問査定)の違いについてお話したいと思います。
簡易査定
簡易査定(机上査定)は名前からわかるように簡単な査定になります。
机上での査定になりますので土地や建物の特性(日当たりや土地の形、接している道の幅等)は加味せずに査定することになります。なので、訪問査定よりも精度は落ちます。しかし、詳しく査定するわけではないので比較的短時間(最短1時間)で査定することが出来ます。
当社の場合ですと簡易査定は現地の調査をすることなく、公的な評価額や周辺の売出し中物件などを参考に算出しています。先ずは大体このあたりの相場を知りたい、時間をかけたくないという時などに適した方法です。
詳細査定
次に詳細査定についてです。
「訪問査定」や単に「査定」と呼ばれることもあります。(ちなみに私たちは「査定」と呼ぶことが多いです。)周囲の売出し物件中物件や公的な評価額などは勿論のこと現地に実際に訪れて査定をするので土地や建物の様子を反映した査定になります。
建物が有る場合の査定だと実際に内部を見て判断することもあります。市役所や町役場、場合によっては合同庁舎や建設事務所などに行って調査を行います。こちらの方が時間はかかりますが精度の高い査定になります。実際に売り出す価格もこちらの査定結果を基にしてお客様と弊社にて相談しながら売出し価格を決めることが多いです。
また、建物の状況によっては専門家にインスペクションや耐震診断を依頼する事も必要になったり、土地については隣接地との境界確定を土地家屋調査士に依頼して実施する場合も有ります。
いずれにしても、売主様と買主様が安心して不動産の受け渡しが出来るよう、問題の抽出と課題解決のお手伝いしています。
最後に
査定を依頼する時は土地や建物の資料を不動産会社に持参して行くと話がスムーズになると思います。
登記識別情報通知(登記済権利書)や購入した時の売買契約書、建物の建築確認済証などの重要な書類を持って行くのは不安だという方は、対象の土地・建物の登記簿や、毎年市町村から郵送されてくる「固定資産税の納税通知書」等の資料を持って行くと良いと思います。
当社の場合は上記資料と共に、運転免許証など本人確認の出来るものをご持参いただくようご案内しています。
ちなみに…
有料で行う「鑑定」というものも存在します。
不動産鑑定士という国家資格を有する不動産の鑑定・評価額を算出する専門の方に依頼するものです。
とても難しい国家試験に合格し国家資格を有する専門家に依頼するので、不動産の価格がおびただしい量の資料を基にしてとても正確に算出されます。一般的に不動産の売買のための査定をする際に依頼することは、費用も高額になるので、個人での不動産売買の場合においては、少ないので今回は省略しました。
今回は査定についてお話ししました。
それぞれの査定の特徴を把握して目的にあった査定方法を依頼すると役に立つこともあると思います。
それでは今回はこの辺で失礼します。